【宝塚】2015年・月組「舞音/GOLDEN JAZZ」感想 ベトナム風宝塚の美しい世界とひたすら楽しいショー

2015年、月組「舞音-MANON-」「GOLDEN JAZZ」DVDで観ました。

 
 
「舞音-MANON-」について
 
アベ・プレヴォ作の"マノン・レスコー"を原作とした作品ですが、この2015年の舞音では舞台を20世紀初頭のフランス領インドシナに変えて作られています。
 
宝塚でマノンといえば、2001年に花組、2021年に星組で上演された「マノン」の方を思い浮かべる方も多いのかもしれません。
こちらのマノンも、アベ・プレヴォマノン・レスコーを原作としていますが、2001年(初演)、2021年(再演)のバージョンは舞台が19世紀スペインとなっています。
 
元々の原作の舞台はフランスとアメリカ、2001年と2021年の宝塚版はスペイン、今回私が観た2015年版はフランス領インドシナだった時の現在のベトナム、舞台となる場所がそれぞれ違ってるので紛らわしいです(笑)
 
でも、アベ・プレヴォマノン・レスコーは、ファム・ファタール(男たちを破滅させる女)を描いた文学作品としては最初のものと言われているように、宝塚のマノン(2001年、2021年)、舞音(2015年)のどちらの作品も破滅的な恋愛を描いているという点は共通しています。
 
 
本題の2015年の月組「舞音」の感想なのですが…
 
正直に言ってしまうと、私は恋愛ドロドロ物はちょっと苦手なんですよね…(笑)
別に宝塚の作品に限らずなんですが、私の好きな物語は恋愛要素少なめの人間ドラマ中心のものがほとんどです。
なのでトップスターの龍真咲さんが、トップ娘役の愛希れいかさん演じるマノンの魅力にどっぷりハマり、エリート人生だった人生も投げ捨てて2人だけの世界に堕ちていく感じとかも、共感とか、憧れとか、そんな感じもなく(笑)
 
でもこういう破滅型恋愛物っていうのは、自分の人生に置き換えたり、現実的な目で見るものではなくて、非現実的なものを味わうための要素的なものなんじゃないかな、と思ったりします。例えばホラー映画が好きな人とかは、その非現実感が好きだったりするんじゃないかと思うし。
そもそも宝塚の世界っていうのも、女性が男性を演じている時点で非現実的だったり、独特なメイクだったり、現実ではありえないようなキラキラお衣装だったり非現実感満載で、でもそれを楽しむ面も多いように思います。
だから現実ではあまりなさそうに思えるこの手の恋愛物も宝塚では割と取り上げられている気がするし、逆に言えば宝塚と親和性の高いものなのかもしれません。
 
まぁそんなこと言いつつも、私は恋愛話にはあまりのめり込めなかったので、この作品で何を注目して見ていたかというと、それは…
フランス領インドシナの舞台をイメージした、アジアンテイストの舞台セット、衣装、音楽の素敵さです!(笑)
 
この作品を担当された演出家の植田景子さんは、ご自身の思われる美しい世界のイメージが明確にある方なのだろうなと思います。
そして今回は、作曲をニューヨーク在住の韓国人作曲家Joy Sonさん、装置家の松井るみさん、衣装家の前田文子さん、振付はハンブルクバレエ出身の大石裕香さんという、各界で活躍されている女性の外部スタッフさんが創り上げられました。
何となく、いつもの宝塚の舞台とは違う気がしたのは、宝塚専属のスタッフさん以外の、外部スタッフさんが多く携わられていたからなのかなと思います。
 
主人公2人の恋愛にはあまり興味はなくても(笑)とにかく舞台そのものの世界観にかなり気合が入ってるので、舞台上の細かな世界観を堪能してたら1時間半経ってた感じでした。
 
 
龍真咲さん、愛希れいかさんの感想
 
龍さん、フランス貴族の血を引く海軍将校役ということでしたが、お衣装もとてもよくお似合いだったし、立ち姿なんかも素敵でした。
龍さんは本当に華やかで整った顔立ちをされてるので、エリート将校の華やかさだとか、そういうものが、パッと見ただけで分かるような気がします。一目見ただけで、この人は特別な人なんだ、と感じてしまうような。
なのでマノンと出会い、破滅していく様子は、ちょっと残念というか…
でも自分だけを必要とし、愛を求めている人を受け入れる、優しさみたいなものが龍さん演じるシャルルにあったのではないかと思います。育ちの良さを感じさせるがゆえに、このシャルル自身もこんなに破滅するなんて思ってなかったような気がします。
そんな王子様的要素が感じられる龍さん演じるシャルルでした。
 
マノン演じる愛希れいかさんについては、さすが愛希さんだな、という感じでした。
魔性の女の強い感じがよく出てました。
宝塚の作品は役柄にもよりますが、髪を明るく染められていることが割と多いです。でもこの作品の愛希さんは黒髪で、あまり見ないせいかミステリアスな美女という感じで、新鮮で良かったなと思いました。
 
ただ一つ……龍さんと愛希さんの恋愛のクライマックス、白いシーツのベッドで愛を語らう(笑)場面、愛希さんはとても色っぽいお衣装を着られてて、それはそれは色気のあるシーンなんですが。
何というか…私はこの龍さんと愛希さんはあまり色気を売りにするようなタイプのタカラジェンヌさんではないような気がしていて。
どちからというと元気で爽やかなイメージのお二人です。
なのでこの場面は何だか見てはいけないようなものを見ているような、そんなむずがゆい感じがしたのもまた、正直なところなのでした…
 
 
「GOLDEN JAZZ」について
 
このショーはとにかくひたすら楽しいです(笑)
ジャズって、すごく幅の広いものではないかと私は思ってるんですが、このショーはとにかく楽しい、の部分のジャズがテーマだと思いました。
舞台の色使いなんかも、おもちゃ箱をひっくり返したような感じの、ともすれば、ごちゃごちゃして見えるかもしれないギリギリのところを、上手く綺麗にまとめてありました。
ショーを担当された稲葉太地さんは、綺麗にまとめて作るのが上手い方なんですよね。ハズレがあまりないというか。
 
とにかく楽しいショーなんですが、一つだけ言いたいことが…それは愛希さん中心のアフロブラジリアンダンスの場面です…
この場面はジャズのルーツというか、そういうものを表現した場面だと思います。また、この場面を愛希さん中心の踊りにされたのは、愛希さんのカッコよさみたいなものを見せたかったのだと思いますが。
 
私は宝塚の魅力というのは、女性が男性の格好をして、その男性性を研究し、追求し、それを表現しようと挑戦(笑)しているところ、その歴史の積み重ねだとか受け継がれてきたものに、特別な価値があるんじゃないかと思ってます。
もちろん娘役さんは、この世の中ものとは思えない程の女性像を追求し、表現されているのだと思います。
でも女性が女性を演じるよりも、女性が男性のふりをするという挑戦(何度も言ってすみません笑)の方がやっぱり希少価値が高いと思うから、男役さんってスゴイ!!ってなるんだと思います。
トップスターは男役さんだし、トップスターの男役さんが一番目立つように、輝くようにどの作品も作られてます。
だからもし、娘役さん中心の場面を見るとしたら、私はこれ以上ないほど、この世のものではないほど素敵な、夢を見させてくれる女性を見たいなと思います。
 
でもこのダンスの場面、夢を見るというよりも…あまりにも地に足がつきすぎていて、現実に返ってしまいそうになる場面なんですよね。
演出の面ではかなりこだわりがあって作られたのだろうな、とは思うんですけど…
とにかく楽しいショーなので、ここの場面だけ違和感というか、どうにかならなかったのかな…という気はしました。
でも愛希さんだから、この場面が出来たんだろうなと思います。愛希れいかさんというのは、やっぱり特別な娘役さんだったんだろうな、と思います。
 
 
まとめ
2作品とも、宝塚の王道な作品ではないかもしれません。でも、いつもとは違う視点から宝塚を見ることができるかもしれない、そんな作品だったように思いました。

瀬戸内海国立公園

瀬戸内海国立公園は、1府10県(大阪府和歌山県兵庫県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県、福岡県、大分県)にまたがり、東は紀淡海峡、西は関門海峡と東西に長く、公園の広さは9000㎢を超えます。

雲仙、霧島と並び、1934年3月に日本で初めて指定された国立公園の一つです。

海が穏やかで古来から海上交通の要衝とされ、瀬戸内海に浮かぶ島々は早くから文化が栄えたため、今でも情緒豊かな街並みが点在しています。

特に有名な観光スポットとして、オリーブなどが有名な小豆島(香川県)、宮島の厳島神社(広島県)、鳴門の渦潮(徳島県兵庫県)などがあります。

1963年発行の10円切手(見本切手)には鳴門の渦潮が描かれています。

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

瀬戸内海国立公園切手には同じ1963年に発行された5円切手(見本切手)もあります。
こちらは鷲羽山(わしゅうざん、岡山県倉敷市)からの瀬戸内海の風景が描かれています。

◇見本切手◇真贋判別のため、郵便局や印刷局に配布していたもの。一般人向けに配布もしくは販売される場合もあった。2003年から見本切手は基本的に製作されていない。

クチナシ

クチナシの切手、2017年発行、おもてなしの花シリーズ第8集のうちの一枚です。


クチナシは常緑低木で、日本では静岡以西、海外では中国や台湾、インドシナが原産です。
 
秋にできる実は熟しても裂けないことから、口無し(クチナシ)と名付けられたとも言われています。
またこの実は古来より染料として利用されてきました。クチナシの実はオレンジ色をしていますが、色素は水溶性で、水に溶けた色素は明るい黄色へと変化します。また作業工程により青や赤の色を得ることもできます。
現在、クチナシの色素は食品にもよく使われています。
 
 
葉は光沢のある濃いグリーンで、花色は白、香りが良いことで有名です。特に夜、香りが強くなります。
クチナシの花が咲くのは初夏の6〜7月ですが、
花びらはキズが付きやすく、他の植物と比べて短命です。
 
クチナシは19世紀にアジアからヨーロッパに渡りました。純白で甘い香りの花は人気で、香水の原料となったり様々な香り付けに利用されたりしました。
現在でも、クチナシのブーケは初夏のウエディングで人気があります。

安楽寺八角三重塔

1969年発行、安楽寺八角三重塔、見本切手です。

安楽寺は長野県上田市別所温泉にあります。鎌倉の建長寺などと並び日本で最も古い禅宗寺院の一つです。
 
境内にある塔は、通常の塔が四角なのに比べ、日本で唯一の木造八角塔となっており国宝に指定されています。
鎌倉時代末期に建てられ、中国宋時代の禅宗様(唐様)という建築様式です。
四重塔に見えますが、一番下の屋根は裳階(もかい)と言われる"ひさし"部分となっているため、正確な名称は「裳階付き木造八角三重塔」です。
 
鎌倉幕府重臣であった北条義政や子孫が、別所温泉の塩田平の地に館を構えていたことなどから、鎌倉文化の影響を受けた文化財が多く残っており、信州の鎌倉などと言われている地域でもあります。この安楽寺八角三重塔はその代表的な建築物の一つです。

◇見本切手◇真贋判別のため、郵便局や印刷局に配布していたもの。一般人向けに配布もしくは販売される場合もあった。2003年から見本切手は基本的に製作されていない。

ふく提灯

ふく提灯、1989年発行、山口県のふるさと切手です。

山口県の下関を代表する魚であるフグの皮を提灯に加工したものが、ふく提灯です。
 
山口県下関市のフグが有名なのは、フグ取扱量全国1位で、日本で唯一のフグ専門卸売市場があり、日本全国で水揚げされたフグがここへ集まるためと言われています。
 
ふく提灯は、実際のフグの皮を使用して作られます。フグの皮を破らないように形を整える繊細な作業が必要で、これを作れるようになるには数年の修行が必要とのこと。
 
下関のお土産として、また"ふく"を"福"にかけた、お祝いの贈り物としても人気です。

【宝塚】2017年・月組「Arkadia-アルカディア-」感想 美園さくらが輝いていた

2017年・月組「Arkadia-アルカディア-」Blu-rayで観ました。

この作品の主演は暁千星さんなんですが、お相手役の娘役さん、美園さくらさんの感想から書いていきたいと思います。

というのも、私はどちらかというと男役さんより娘役さんの方が好きで、その中でも可憐な娘役さんよりも、芯が強そうな娘役さんの方がどちらかというと好きです。
なのでご自身の個性をしっかりと持っているように見える美園さくらさんのことも、この作品でかなり注目して見ていました。


宝塚の生徒さん(に限らず一般の人にも言えると思うのですが)には、ざっくりとしたイメージとして大きく分けて2つのタイプがあると思います。あっさりタイプか、濃いタイプです。

美園さんは2019年にトップ娘役に就任されましたが、その時のお相手はトップスターの珠城りょうさんでした。
珠城さんはあっさりしたイメージのタイプなんですよね。それに対して美園さんは濃いタイプのイメージ。
だからお二人がコンビを組まれている姿を見ていて、濃いタイプの美園さんが妙に目立っていると感じられる時もたまにあって。

でも宝塚は男役のトップスターさんが一番光り輝いている、というのが前提の世界なので、娘役さんが目立ち過ぎるのも、宝塚の世界ではあまり一般的ではないと思われている節もあります(それについての是非みたいなものは考慮のしがいがあるとは思いますが、ここではそれについては触れません)

でもこのアルカディアという作品の主演の暁さんは、濃いタイプの男役さんなんですよね。
なので同じく濃いタイプの美園さんが隣に居ても、違和感がありませんでした。

また、暁さんと美園さんは1期違いで、宝塚音楽学校の本科、予科という濃い時間を共に過ごし、同じ首席入団という立場もあり、お二人の特別な絆というものが、もしかしたらあったんじゃないかとも想像させられます。

それというのも、この作品の中の美園さんはとても生き生きと輝いてるんですよね。
もちろんダリアという役のキャラクターが、華やかで明るい、ということもあると思いますが、主演の暁さんとの相性が良かったこともあると思います。

とても実力のある男役の暁さんですが、この時研6という若さでバウホール主演という大役を任されました。同じく実力のある美園さんも見せ場を持つことで、暁さんの負担を軽くする目的もあったのではないかと思います。

とにかく美園さん演じるダリアのショーの場面がものすごく濃く、美園さんの魅力に蒸せ返りそうになりました(笑)。でも私は、美園さんの本来の魅力が十分に発揮できていたように思い、とても好きでした。

それに、暁さん演じる主人公のミネットは、まぁ何というか、複雑な家庭環境だったりしたこともあって、かなり拗(こじ)れてます(笑)
なのでお話そのものも明るい話ではないし、観ていてミネットがとても可哀想に感じられる場面もありました。
そんな時に美園さん演じるダリアが出てくると、パッと明るい感じになるような気がして救われました。

結局、このアルカディアという作品は、心に傷を抱えたミネットという青年が、ダリアという自分の信念をちゃんと持って明るく生きている女性と出会い、救われるお話なんだと思います。



長々と美園さんについて書いてしまいましたが、主演の暁千星さんの感想です。

この作品の見どころといえば、一番に暁さんを中心とするダンスシーンだと思います。
若く、そして綺麗な踊りながらもパワフルに踊られる暁さんのダンスを存分に観てほしい、という演出家の強い意思が感じられました。

特にダリアの幼馴染み(ミネットにとってはライバル)の輝生かなでさんと踊られる場面なんかはかなり見応えがありました。
輝生さんもダンスのお上手な方なので、一番最初に見た時には一体何が起こったのか分からず、思わずBlu-rayを巻き戻して見てしまったほどです(笑)
宝塚の作品全てに言えることですが、今この時にしか出来ない、研6の若さの暁さんにしか出来なかったものが、確かにこの作品にはあると思いました。

あと、暁さんはお歌もお上手な方ですが、声量のある方なので、劇場に響き渡るような、スケールの大きな曲を歌われることが比較的多いんじゃないかと思います。
でもこの作品のミネットは、台詞にメロディーをのせて優しく歌っていることも多いです。
暁さんの声は、落ち着いた優しい綺麗な声なので、こんな風に歌われたら、そりゃあ誰だって、このミネットを家に連れて帰りたくなるだろうな、と思いました(笑)

あと、白雪さち花さん演じる大人の女性とのダンスシーンなんかも良かったです。
この2人の、大人っぽいダンス場面、自分のことは自分でどうにかするしかないと分かっている大人な2人(年齢ではなく中身が大人だということです)が一緒に踊る場面なんかは、色っぽくて。
暁さんの内に秘められた色気のようなものを垣間見た場面でもありました。

最後に、このBlu-ray収録日は公演最終日だったため、暁さんの千秋楽のご挨拶も収録されています。
若く、でも真面目なお人柄なのだろうなということが分かる、かわいらしいご挨拶でした。

チンチラ

チンチラの切手、2016年に発行された身近な動物シリーズ第3集のうちの一枚です。

 
チンチラは齧歯目チンチラチンチラ属に分類される齧歯類です。
チンチラと言えば猫を思い浮かべる方もいるかと思いますが、ここでは哺乳類ネズミ目(齧歯目、総称ネズミ)のチンチラについて書きます。ちなみに猫の場合、チンチラというのはペルシャ猫の毛色の一種のことを指します。
 
ペットとして人気が高く、飼われることも多いチンチラですが、元々は南米チリの固有種で、標高の高い地域に生息し、山地の岩場で集団で生活しています。
 
体長は25〜30cm、体重420〜700g、齧歯目の中でも比較的大きく、毛は銀灰色または青灰色のため、食肉用や毛皮用のための狩猟が行われたり、
森林伐採や鉱石発掘、放牧などにより生息環境が脅かされた結果、数が減少、現在は絶滅危惧種に指定されています。
 
そのため野生のチンチラワシントン条約で輸出入禁止となっており、現在ペットとして飼われているチンチラはペット用に繁殖されたものとなっています。
ペットとして正しく飼われた健康なチンチラは、10〜15年、長ければ20年以上生きます。

雲取山

秩父多摩国立公園(雲取山)、1967年発行、見本切手。

秩父多摩国立公園は2000年に秩父多摩甲斐国立公園に改称されました。
秩父多摩甲斐国立公園は埼玉県、山梨県、長野県、東京都に跨る国立公園です。
 
秩父多摩甲斐国立公園は標高2000m級の山々が並ぶ森と渓谷の山岳公園です。
千曲川笛吹川多摩川、荒川などの源流部でもあります。
 
雲取山は東京都、埼玉県、山梨県の3つの県境に位置します。東京都では一番高い山で日本百名山にも指定されています。
 
雲取山の名前の由来には、
江戸時代の絵図「武蔵名勝図会」の"雲を手に取るように高い山だから"という説や、
同じように古くからの修験道の道場として知られる熊野の大雲取山から名前を頂いた、という説があります。
鬼滅の刃」の主人公・炭治郎(たんじろう)と妹の禰豆子(ねずこ)の故郷も、この雲取山とされています。
どことなく、神秘的な存在の山のような気がしてきます。

◇見本切手◇
真贋判別のため、郵便局や印刷局に配布していたもの。一般人向けに配布もしくは販売される場合もあった。2003年から見本切手は基本的に製作されていない。

キジバト

キジバト、1963年発行、見本切手。

キジバトはハト目ハト科キジバト属。別名ヤマバトともいう。全長33mで日本全国の山地や都市部でも普通に見られる。
 
公園などにもよくいる鳩はカワラバト(ハト目ハト科カワラバト属、ドバトともいう)で、キジバトと似ているが別の種類。
 
キジバトはブドウ色の体、ウロコ模様の背中、首に青白黒の模様が特徴。雉(キジ)の雌に体色が似ていることからキジバトと名付けられたという由来もある。
鳴き声は特徴的で「デデッポポー」「ホーホーホッホー」と主に早朝にさえずる。

◇見本切手◇真贋判別のため、郵便局や印刷局に配布していたもの。一般人向けに配布もしくは販売される場合もあった。2003年から見本切手は基本的に製作されていない。

ハーバリウム

2018年発行、冬のグリーティング・ハーバリウムの切手です。
ハーバリウムとは、植物標本という意味で、元来は研究のために植物の状態を長期保存する方法として生まれたもの。
現在はガラスの小瓶にオイルと花を入れる鑑賞目的のインテリアフラワーが主流。
オイルによってもたらされる独特の透明感や浮遊感もハーバリウムの魅力の一つです。

【宝塚】2015年・雪組「星逢一夜/La Esmeralda」感想 正反対の2作品

「星逢一夜」「La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」2015年・雪組宝塚大劇場、DVDで見ました。

(星逢一夜は2017年雪組中日劇場公演で再演、La Esmeraldaは2015年雪組全国ツアーで再演されています)
 
*星逢一夜の感想*
 
私がこの作品を見てみようと思ったのは、宝塚のことを色々と調べていた時、宝塚公式YouTubeで制作発表会の動画を見たからです。
 
星逢一夜の制作発表会は、たぶん、この作品を演出された上田久美子さんのこだわりがあったのだと思いますが、ちょっとしたストーリー仕立てになっていて、とても興味を引かれました。
それになにより、早霧せいなさんの格好良さと、咲妃みゆさんの儚いような可憐さに目を惹かれました。
結局のところ、ビジュアルがとても素敵だった、ということに尽きます(笑)
 
早霧さんの、何という名前の髪型なのかは分からないのですが、美男子にしかできないような、お伽噺の世界にしか存在しないような、格好良い姿が、早霧さんの凛々しく毅然とした美しさとすごく合っていて。それを引き立てるような咲妃さんの可愛さも良かったです。
 
それにこの作品の曲も、切ない恋のお話を盛り上げていて、とっても良いんですよね。
 
実際に見てみたら、ただの切ない恋のお話だけではなく、早霧さん演じる紀之介の、個人としてよりも国を良くしたいという願いを優先させていく生き方の大変さや、咲妃さん演じる泉や、望海風斗さん演じる源太の農民としての過酷な暮らしが、しっかりと描かれていました。
 
宝塚の夢のような世界で、夢にしか存在しないような綺麗な姿のタカラジェンヌさん達が出ているはずなのに、リアルな現実の厳しさも、同時に見せられているような気がしました。
 
あと、個人的に登場人物で好きだったのが、香綾しずるさん演じる鈴虫膳右衛門。紀之介の小さい頃から、江戸で出世していき、最後に残酷な決断を迫られる姿を、ずっと側で見守る人物です。
この鈴虫、基本的に、とぼけた、人から軽く扱われがちな人物なんですが、鈴虫から発せられる言葉というかセリフが、とてもいいんですよね。
紀之介の生き方というものを、要所要所で的確に表してくれていて。目立たないけれど、作品のテーマともなる重要な人物なのではないかな、と私は思いました。
 
美しくも儚いロマンチックな恋のお話に見せかけつつ、骨太な過酷な人生も同時に見せられるような、一言では言い表すことのできないような奥深い作品でした。
 
 
*ラ エスメラルダ 感想*
 
このショーは星逢一夜とは真逆の作品なんですよね。
だから星逢一夜を目当てに見た人は、このショーのイメージの違いにポカンとしてしまうんじゃないかと思いました。
 
宝塚のショーは生で見てそのエネルギーを浴びるものだと私は思ってるので、映像で見るとちょっと魅力が半減してしまうような気もしていて。それでも実際の劇場に観に行くのはやっぱり難しい時もあります。
でもこのショーは劇場で生で観るために作られたショーなんだろうな、っていう感じがしました。DVDではなく実際に観たらものすごく楽しかったような気がします。
 
早霧さんは星逢一夜の紀之介のようなお役がとて似合う方だと思っているのですが、それと同時に、内側にあるエネルギーがものすごい方のような気がしていて。
そういう一面を存分に見せてくれるショーだったのだと思いました。
 
あと、早霧さん、咲妃さん、望海さんが銀橋に並んで、「トリデンテ!」と3人が叫ばれる場面があって。
トリデンテというものを全面に出してくる、この時の雪組さんは、このお三方に対する絶大な信頼と自信があるように感じられました。
真ん中付近にしっかりとした体制が整っているということの貴重さを感じました。

イヌワシ 

イヌワシ、1971年〜73年に発行された90円普通切手です。
 
イヌワシは北半球を中心に生息し、タカ目タカ科イヌワシ属に分類され、鷲(ワシ)の一種です。
 
※鷲(ワシ)とはタカ目タカ科に属する鳥のうち、オオワシオジロワシイヌワシハクトウワシなど比較的大きめのものを指す通称。
タカ科の中でも小さめのものを鷹(タカ)と呼ぶが、明確な区分はなく、慣習に従って呼び分けているにすぎない。鷹にはオオタカハイタカクマタカなどの種がいる。
 
 
日本(及び朝鮮半島の一部)に生息するのはニホンイヌワシで、北海道から九州の山岳地帯に生息します。
日本では最大級の猛禽類で、翼開長は2mにも達します。
天狗の由来とも言われ、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスのシンボルもこのイヌワシです。
 
通常2個の卵を産みますが、兄弟間闘争により2番目の雛の99%は死亡します。
現在日本には500羽程しか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されています。
 
古代ローマの時代から権力の象徴として王家の紋章や部族のシンボルとして用いられてきたこのイヌワシに、生きることの厳しさと気高さを感じさせられます。

ハート形土偶 

1980〜89年まで発行された普通切手、ハート形土偶です。
 
ハート形土偶縄文時代に作られた土偶の一つで、関東地方や東北の南部で多く作られました。顔面がハート形をしていることから、こう呼ばれています。
 
群馬県吾妻郡郷原から出土したこの切手に描かれているハート形土偶が最も有名です。
他に出土されたハート形土偶と比べても、ハート形が、現代の私たちから見ても、とても綺麗に形作られています。
 
1941年、現在のJR吾妻線郷原駅の建設のための調査を行った時に発見されたのが郷原遺跡です。
このハート形土偶は河原石で囲まれたと思われる遺構の中から3つに割れた状態で発見されました。
女性像であるとされ、妊娠線と産道が表現されているといいます。
重要文化財に指定されており、東京国立博物館で見ることができます。
 
ハート形土偶は、岡本太郎太陽の塔のルーツになったとも言われています。
縄文時代の人のおおらかさや力強さ、そして温かみを感じる土偶です。

岩手山◇焼走り溶岩流

十和田八幡平国立公園岩手山の図柄で1968年発行、見本切手です。

岩手山岩手県八幡平市にあり、岩手県の最高峰。
活火山で、焼走り熔岩流が広がっているのも特徴です。この切手にも、黒くなっている熔岩流の部分が描かれています。
 
現在見られる焼走り熔岩流は1700年代に噴火した時のもので、固く固まった熔岩が積み重なっている。
 
表土や樹木に覆われず、地形的改変もないのは学術的にも貴重で、国の特別天然記念物でもあります。
宮沢賢治(1896〜1933年、岩手県花巻市出身)も、「鎔岩流」いう詩(1923年作)で、この焼走り熔岩流のことを詠っています。

◇見本切手◇
真贋判別のため、郵便局や印刷局に配布していたもの。一般人向けに配布もしくは販売される場合もあった。2003年から見本切手は基本的には製作されていない。

【宝塚】2015年・月組「1789」感想 星組再演にも期待

「1789〜バスティーユの恋人たち〜」2015年・月組、DVDで見ました。

 
 
ロナン・マズリエ(官憲に父親を銃殺された青年)   龍真咲
 
この作品、歌の比重が結構大きいと思うのですが、龍さんは歌のお上手な方なので、このミュージカルが上演されたんだなと思いました。
ロナンの元気な感じとかもすごく合ってたと思いました。
歴史を知らないと、この作品のストーリーをすぐに理解するのはちょっと難しいかな、と思ったのですが、龍さんのパワー溢れる勢いとか、力のようなもので、作品の難しさをねじ伏せ、宝塚のミュージカル作品らしさを見せてもらっているような気がしました。
 
 
 
ジョルジュ・ジャック・ダントン(弁護士)  沙央くらま
沙央さんは雪組配属、2013年に月組異動、2014年に専科異動され、専科としてこの作品に出演されていました。
 
カミーユ・デムーラン(革命家でジャーナリスト)   凪七瑠海
凪七さんは宙組配属、2013年に月組異動、2017年に専科異動されました。この時は月組生として出演されていました。
 
マクシミリアン・ロベスピエール(第三身分出身の若い議員)    珠城りょう
 
 
2017年雪組、"ひかりふる路〜革命家、マクシミリアンロベスピエール〜"の作品の方が、この3人については詳しく描かれていると思います。
 
1789年の時は仲間だったのに、後に思想の違いから仲間割れし、結局ロベスピエールはダントンもデムーランも処刑してしまうんですよね…
そういう複雑な人間関係はまだ、この「1789」には描かれていません。"革命に燃える3人の若者"で登場します。
 
この作品の主題も"自由と平等"なので、そういう大きなテーマを、この3人を中心とした歌やダンスやお芝居などで表現しており、物語の核心場面となっていました。
 
沙央さん、凪七さん、珠城さん、みなさんそれぞれの人物を個性を出して演じられていたように思いました。
ただこの1789という作品はロナンとマリーアントワネットに関する場面の方に比重を割いているような気がしました。
なのでこの3人のそれぞれの個性が出てくるというよりも、民衆を代表する革命家という括りで扱われているように思いました。
せっかくの豪華なメンバーなのに、宝の持ち腐れというか…
逆に言えば、1789の作品の見どころの多さとこの時の月組の層の厚さを感じさせられるということなのかもしれません。
 
 
ジャン・ポール・マラー(医師、かわら版の記者)    綾月せり
 
かわら版とは新聞の号外のようなもので、事件などがある時に印刷されていたもの。
ロベスピエールなどの青年革命家が有名ですが、このマラーという人物もフランス革命の指導者として結構有名なようです。
過激な思想ということで、印刷機が壊されたり印刷業者が逮捕投獄されたり…命懸けで作っていたことが窺えます。
綾月さんの落ち着いた感じに、青年革命家とは一味違う、賢く思慮深い革命家像を想像されられました。
ロナンは農民出身なので、同じ身分の仲間達と志を共にする場面に、この印刷所のシーンが効果的に使われていたと思いました。
 
 
 
ソレーヌ・マズリエ(ロナンの妹)    陽音アキ
 
(役替わり:花陽みら。DVD収録時は陽音さんのためこちらの感想です)
ソレーヌはロナンの妹。
女が生きるということの大変さを、陽音さんが見事に演じておられました。
陽音さんは懸命に強く生きる女性を演じるのが上手いですよね。
ソレーヌを中心とした歌の場面が心に残りました。
 
 
 
マリー・アントワネット(フランス王妃)    愛希れいか
 
最初にマリーアントワネットが出てくる場面で、この役はやっぱり愛希さんでしか出来ない…と思わせられました。
マリーアントワネット像については語り尽くされてると思うんですが、この宝塚「1789」のマリーアントワネットと言えば、とにかくお衣装!だと思います。
もう愛希さん関係ないんじゃ…みたいになる気もするんですが、愛希さんの存在感とか、そういうものが、このお衣装を引き立てている、ということでお許し下さい(笑)
お衣装を見るだけで、マリーアントワネットという人がどのような人物なのか分かってしまうような気さえします。
お衣装を担当された有村淳さんは本当にすごい方です…
宝塚のお衣装は基本的にはいつでも素敵ですが、このマリーアントワネットのお衣装はわざわざ見るに値する、そんな気がします。
 
 
 
ルイ16世(フランス国王)    美城れん
 
美城さんは専科からの出演です。
ルイ16世は"ベルサイユのばら"などフランスが舞台になる作品において、マリーアントワネットとセットで出てくる人物。
私は宝塚作品で出てくるこのルイ16世の人物像は結構好きです。
王家の世界しか知らない世間知らずだけど、自分なりの人生の処し方を深く考えているような描写に、考えさせられてしまう気がします。
こういうお役が出来る人はある程度限られていると思います。美城さんのルイ16世も、脇役で余り目立たない筈なのに、ちゃんとした存在感があったような気がして、流石だなと思いました。
 
 
 
ハンス・アクセル・ファン・フェルゼン(スウェーデンの将校、王妃の愛人)    暁千星
 
こちらもマリーアントワネットが出てくる宝塚作品ではお馴染みの人物。
暁さんのフェルゼン、この時研4!
暁さんのフェルゼンは、かなり濃い個性の人物が出まくるこの作品において、ピュアさが際立ってました(笑)そういう意味では、これはこれで正解のような気がしました。
マリーアントワネットが好きになる相手はやっぱり特別感のある人じゃないといけないし、濃すぎる人物達の中で、マリーアントワネットはフェルゼンの純粋さみたいなものに癒されてたんじゃないかなーと思いました。
 
 
オランプ・デュ・ピュジェ(王太子の養育係、ロナンの恋人)    早乙女わかば
 
普通はトップ娘役がするようなお役。
愛希さんがマリーアントワネットだったので、オランプはトップ娘役さん以外での配役となりました。
 
(オランプ役は早乙女さんと海乃美月さんの役替わりでしたが、DVD収録時は早乙女さんがされてるので、こちらの感想を)
早乙女さん、すごい可愛い娘役さんですよね。
早乙女さんは娘役さんの中でもパッと見の可愛さが群を抜いてる気がして。
幼い感じでもなく、大人っぽすぎる感じでもなく、ちょうどいい感じの可愛らしさで。
喋り方とかも、ほわっとしてるような、癒される感じで。
お歌はちょっと苦手なのかな…という気はしましたが、可愛らしさは満点なので満足です!
 
 
 
デュ・ピュジェ中尉(バスティーユ牢獄爆薬庫の管理人・オランプの父)    飛鳥裕
 
飛鳥さん、雪組配属、研14で雪組副組長となり、雪組組長、専科、月組組長を経験され、現在は宝塚音楽学校の先生をされているそうで。何という管理職人生なんでしょう!
この「1789」の時は月組組長として出演されてたんですね。
爆薬庫管理人のして自分の職務を全うしながら、父親として温かく娘を見守る姿が、飛鳥さんご本人とも重なる気がしました。
 
 
 
ラザール・ペイロール(貴族将校)    星条海斗
 
この人は実在せず、ミュージカル1789のオリジナルの人物です。悪役として描かれています。
星条さんは月組生としてはこの公演が最後で、専科に行かれました。
星条さんは、個性の強い、迫力のあるお役がお似合いですよね。
このペイロールの、ロナンを鞭で打つあの有名なシーン、めっちゃ怖かったです(笑)
 
 
 
シャルル・アルトワ(ルイ16世の弟)    美弥るりか
 
実在の人物で、ブルボン王朝の最後の国王。一般には享楽的な遊び人というイメージのようです。
美弥さん演じるアルトワ伯も、快楽を追求する人物として登場人物していたように思いました。
この「1789」は、自由と平等と博愛を求める人達の話なので、ここでのアルトワ伯はあまり魅力的には描かれていなかったように思いました。
美弥さん好きの私はちょっともの足りなかったですが、最後のフィナーレで、キラキラを放ちながら銀橋で歌う美弥さんが見れたので、良かったです。
 
 
 
オーギュスト・ラマール(アルトワ伯爵の手先)紫門ゆりや
ロワゼル(ラマールの手下)朝美絢
トゥルヌマン(ラマールの手下)輝月ゆうま
 
この3人組が登場する場面は、物語をコミカルなものにしていて、楽しくて注目して見ていました。この作品では脇役ですが、お三方共、すごくお芝居がお上手でした。
 
 
 
あと、この作品はフィナーレがすごくカッコいいんですよね!
 
2023年に星組でこの作品が再演されますが、それを知って私がまず思ったのが、このフィナーレをまた新たな組とメンバーで見る事が出来るのか!?いうことでした。
 
この作品は歌とか音楽の比重も大きいので、歌って踊れる方が揃われてる今の星組さんでの再演はとても期待できる気がします。
今からすごく楽しみにしています!