イヌワシ、1971年〜73年に発行された90円普通切手です。
イヌワシは北半球を中心に生息し、タカ目タカ科
イヌワシ属に分類され、鷲(ワシ)の一種です。
タカ科の中でも小さめのものを鷹(タカ)と呼ぶが、明確な区分はなく、慣習に従って呼び分けているにすぎない。鷹には
オオタカ、
ハイタカ、
クマタカなどの種がいる。
日本(及び
朝鮮半島の一部)に生息するのはニホン
イヌワシで、北海道から九州の山岳地帯に生息します。
日本では最大級の
猛禽類で、翼開長は2mにも達します。
通常2個の卵を産みますが、兄弟間闘争により2番目の雛の99%は死亡します。
現在日本には500羽程しか生息しておらず、
絶滅危惧種に指定されています。
古代ローマの時代から権力の象徴として
王家の紋章や部族のシンボルとして用いられてきたこの
イヌワシに、生きることの厳しさと気高さを感じさせられます。